シックハウス症候群関連調査

施設に応じた測定方法のご提案、分析を実施します。

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ホルムアルデヒド等、空気中の原因物質を分析します。

 
近年、快適性を求めて住宅の高気密化が進んだことにより、新築・改築住宅で居住者が「目の痛み、頭痛、喉の痛み」を訴えるシックハウス症候群の相談が寄せられます。
ミヤマでは、シックハウスの原因となる住宅建材や接着剤に含まれるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)など、室内の空気環境を法定の測定方法で調査・分析します。
また、調査結果が基準値を下回っているにも関わらず症状が改善されない場合には、別途原因究明分析も行いますので、ご相談ください。

調査対象と測定方法について

シックハウス関連調査は管轄官庁により測定方法などが規定されています。ミヤマでは、吸引方式(アクティブ法)と拡散方式(パッシブ法)のいずれの測定方法にも対応した測定、分析を実施します。
 
・厚生労働省:室内空気中化学物質の測定方法
・国土交通省:住宅性能基準
・文部科学省:学校環境衛生の基準
 
  厚生労働省 国土交通省 文部科学省
対象 特定建築物
新築住居
居住住居
公営住宅
公共建築物
新築住宅
居住住居
学校
測定方法 吸引方式(アクティブ法) 吸引方式(アクティブ法)
拡散方式(パッシブ法)
吸引方式(アクティブ法)
拡散方式(パッシブ法)
採取場所 室内(居間、寝室)2カ所および外気1カ所(2重測定実施)
計6点
室内1カ所

計1点
1)吸引方式(アクティブ方式)
教室内1カ所および外気1カ所2重測定
2)拡散方式(パッシブ法)
教室内1カ所(外気は不要)
アクティブ法 計4点
パッシブ法 計1点
測定項目 指定なし 指定あり
1)ホルムアルデヒド
2)トルエン
3)キシレン
4)エチルベンゼン
5)スチレン
指定あり
1)ホルムアルデヒド
2)トルエン
3)キシレン
4)パラジクロロベンゼン
5)エチルベンゼン
6)スチレン
測定時間 30分間(2重測定) 吸引方式(アクティブ法):30分間
拡散方式(パッシブ法):24時間
吸引方式(アクティブ法):30分間(2重測定)
拡散方式(パッシブ法):8時間
分析方法 ・アルデヒド類:DNPH誘導体化固層吸着/溶媒抽出‐高速液体クロマトグラフ法
・その他VOC(トルエン、キシレン等):固層吸着/溶媒抽出‐ガスクロマトグラフ質量分析法

 

測定項目および基準値

厚生労働省の室内濃度指針値(国土交通省、文部科学省もこの基準値で統一されています)

分類 項目 基準値(μg/m3) 分析下限値 分析装置
アルデヒド ホルムアルデヒド 100 基準の1/10 DNPH捕集‐HPLC
アセトアルデヒド 48 基準の1/10 DNPH捕集‐HPLC
VOC トルエン 260 基準の1/10 GC-MS
キシレン 200 基準の1/10 GC-MS
パラジクロロベンゼン 240 基準の1/10 GC-MS
エチルベンゼン 3800 基準の1/10 GC-MS
スチレン 220 基準の1/10 GC-MS
テトラデカン 330 基準の1/10 GC-MS
農薬 クロルピリフォス 1(小児の場合0.1) <0.05 GC-MS
ダイアジノン 0.29 <0.05 GC-MS
フェノブカルブ 33 基準の1/10 GC-MS
フタル酸 フタル酸ジ-n-ブチル 17 基準の1/10 GC-MS
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 100 基準の1/10 GC-MS
指針案 総揮発性有機化合物 400(暫定目標値) GC-MS
ノナナール 41 基準の1/10 GC-MS
2-エチル-1-ヘキサノール 130 基準の1/10 GC-MS
テキサノール※1 240 基準の1/10 GC-MS
TXIB※2 100 基準の1/10 GC-MS
※1 2,2,4-トリメチルペンタン-1,3-ジオールモノイソブチレート
※2 2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールイソブチレート

測定方法

 
室内環境測定を「アクティブ法」と「パッシブ法」により測定します。
 
(1)アクティブ法(吸引方式):ポンプを使用して室内空気を採取する方法
  通風(30分)>>>密閉(5時間)>>>採取(30分)>>分析
 
(2)パッシブ法(拡散方式):採取管を室内に設置して空気を採取する方法
  通風(30分)>>>密閉(5時間)>>>採取(24時間(8時間))>>分析
 

お問い合わせについて

シックハウス症候群関連調査のお問い合わせは、
弊社営業担当又は下記までお気軽にどうぞ。

環境検査計測事業部 営業部
026-284-5114
kensa@miyama.net

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