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山芋に潜む鋭い針

みなさんは山芋を調理するとき、手が痒くなるといった経験がありませんか?
この痒みの正体は「シュウ酸カルシウム」というもの。山芋の皮付近に多く含まれる成分で、皮を剥いたり擦ったりすることで組織が破壊されます。このとき針状結晶のシュウ酸カルシウムが皮膚に付着するとチクチクと刺激を与え痒くなるということです。

ちなみに「山芋」と「長芋」は同じヤマノイモ属でよく似ていますが種類が違うそうです。皆さんはご存じでしたか?

<山芋>
和名:ヤマノイモ  英名:Japanese Yam  学名:Dioscorea japonic
特徴:日本原産で長芋よりも粘り気が強い。自然薯などとも呼ばれる。

<長芋>
和名:ナガイ  英名:Chainese Yam  学名:Dioscorea polystachya
特徴:中国原産と言われている。丸い塊状の大和イモや伊勢イモなどの品種がある。

ヤマイモ x330.jpg

ナガイモ x330.jpg

<令和元年11月3日 長芋のSEM画像追加しました。>

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