これはシイタケの胞子です。
キノコといえば傘の様な形を思い浮かべる人も多いかもしれません。食用にもなるこの傘状の部分は「子実体」と呼ばれ、植物でいえば花にあたる部分であり、キノコの本体ではありません。この傘から植物でいえば種子にあたる胞子を飛ばして、キノコは増えていきます。
キノコはよく見かけるのに胞子なんて飛ばしているの?と思うかもしれません。気になった方はキノコの傘の部分を切って、ひだのある部分を下にして黒い紙の上に置いてみてください。キノコの胞子が模様を作ることがあります。この模様は「胞子紋」とも呼ばれます。
◇胞子紋の取り方
① 傘の開いたキノコを用意します。スーパーで購入しても大丈夫です。
② 軸(いしづき)を取って傘の部分だけにし、傘のひだを下にして、黒い紙の上などに置きます。
③ 湿らせたコットンやカバー等でキノコが乾かないようにします。
④ 数時間待つと紙に胞子紋が写しだされます。