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【CASE 17】 におい分析 ~移り香の原因~

お悩み

茶葉の取り扱いをしていますが、茶葉から異臭がするとクレームがありました。異臭の原因を知りたいです。

ご依頼状況

●対象の製品は茶葉(乾物)。

●ロットにより異臭のする茶葉がある。

●ご依頼者様では茶葉の他、ハーブやスパイスなども広く扱っている。

究明開始

【CASE8】と同様に異臭分析の定石である比較試験から始めました。ターゲットの条件は次の2つ。

条件1 異常品の方から多く検出する物質であること

条件2 その物質の臭気と異臭が一致すること

 

分析の結果、条件を満たす成分としてテルペノイド(テルペン類)と呼ばれる化合物群が確認できました。特にフェランドレンとリモネンの2種類が多く、その他にテルピネオール、ピネン、シトロネラール、酢酸ゲラニルなどが存在していました。

原因はコレだ!

ハーブやスパイスはそれぞれ特徴的な香気を持っていますが、その香気成分のほとんどはテルペノイドであり、その組成がそれぞれ特徴的です。例えばミント(ハッカ)にはメントールやメントンが多く含まれます。同様にラベンダーにはリナロールと酢酸リナリル、バニラにはバニリン、シナモンにはシンナムアルデヒド、クローブにはオイゲノールといった様にハーブやスパイスの種類によって香気成分の組成が異なっています。

今回の茶葉の異臭成分であるフェランドレン、リモネンなどのテルペノイドから「サンショウ(山椒)」が異臭の原因として考えられました。

そこでご依頼者様にて山椒の取り扱いに関して精査していただきました。その結果、ある時期に茶葉と山椒を同時に輸送していたことから、輸送中に山椒の香気成分が茶葉へ移行した「移り香」であると結論付けることができました。

 

ミヤマでは、各種食品から工業製品まで幅広く異臭分析を行っています。異臭等のにおいでお困りでしたら、「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。

関連情報
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今回の検査・分析項目

GC-MS法

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